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トラベル?トラブル? その2

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BANGKOK PHUKET HOSPITALに到着して驚いたのは、すっごくキレイだったこと。できたばかりの真っ白な建物。入るとホテルのようなフロントがあり、広々としている。
でも、私の心は落ち着かない。海外の病院にかかる、という事がやはり不安で、ドキドキが続いていた。ちなみに、ついてきた夫は、マイペース。「日本は耳鼻咽喉科だけど、タイは耳鼻目科なんだね。」とか、「やっぱり、電子カルテだ。」とか(笑)

ホテルの看護婦さんが、事前に電話をいれてくれたので、特にこちらで説明することはなかった。待合室に連れて行かれ、血圧などを調べられる。患者は、アラブ系の男性が二人いただけで、私の名前はすぐによばれた。

処置室に入ると、Dr.マオがいた。小柄でビキビした女性で、早速私の耳をチェック。さかんに何か話しているのだけど、タイ語なので、何を言っているかわからない。すると突然、英語が聞こえてきた。「これ、使ったでしょ?」って、綿棒をぐいっと見せられた。「はい。」と答えると、「駄目駄目、これ使っちゃ絶対駄目!」と駄目だし。綿棒で耳の中の汚れや皮膚を押しやってしまって、それが水を吸い、固まってしまったらしい。
結局、液状の薬を注入した後、すっごく細いチュープで吸い出すことに。これが痛いの何のって・・・。鼓膜が引っ張られて、破れそう。涙目になった。耳の中で、掃除機使ってるような感じ。でも、終わった後は、スッキリ。汚れが全部吸い出され、急に聞こえるようになったので、不思議な清々さ。

処置後「一週間は、耳の中を濡らさないように。」と、先生。耳栓がないと言うと出してくれるとのこと。支払いは、海外旅行保険に入っていたので、払う必要がなく、耳栓をお土産に、待ってくれていたタクシーへ。元気になって、帰る道すがら、外を見た。病院に行くときと、全く同じ風景なのに、ネオンの輝きが違って見える。治療してもらう前は、かなり落ち込んでいたのだな〜タハハ。

さて、今回実感したのは、些細な事でも、素人判断はやめた方がいいということ。そして、やはり海外旅行保険に入っておいてよかった・・・ってこと。高校生の時、はじめの海外でオーストラリアに行って以来、旅行保険は欠かしたことがない。でも、お守りみたいなもので、実際に使うことはなかった・・・前回の旅行までは(笑)
今回かかった病院は、保険会社のしおりに載っている提携病院ではなかったけど、病院のスタッフが日本のデスクに電話をしてくれ、私が「プールで水が・・・。」と、状況を説明し、即、支払いに応じてくれた。

さらにプラスするなら、やはり病気の簡単な症状は、英語で説明できたほうがいいかも。
ちなみに耳栓はEarplugだけど、私がもらったものは、形状が耳にあわせて変形する、シリコンでできたEar Putty(まさに、耳に塗り込める感じ)、そして、綿棒は、Cotton budsデス。
耳も完全に復活したし、海外での病院のかかり方がわかって、ま、良い経験だった・・・かな?

by privatecafe | 2005-12-09 10:21 | TRAVEL