弟よ

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私の母は、とにかく料理が上手で、食べた人は皆、「何を作らせても、美味い!」と絶賛する。どんなレシピでもトライするし、調理器具を集めるのも大好きで、研究熱心。
私が子供の頃、父のソフトボール仲間や、将棋仲間がいつもウチに来ていたのだけど、今考えると、酒と私の母の料理が目当てだったに違いない。

そして、そのDNA(と言うより、舌)は、私にではなく、三歳下の弟に受け継がれたようだ。なぜなら、弟はプロの料理人になり、現在、東京でフレンチを作っているから。

実家に住んでいた頃は、台所に立っても、たいした料理は作っていなかった私。自分だけが食べる物か、カレーやサラダぐらいだった。
弟はそのことを知っていたので、結婚式当日、真剣な顔で「姉ちゃん、大丈夫?」と私にきいてきた。
その言葉には、二つの意味が込められていたと思う。「姉ちゃん、マジで結婚するのか?」と「姉ちゃん、飯、作れるのか?」という、二つの意味が。
私は、「久しぶりに会って、第一声がそれ?」と思いつつ、「大丈夫、なんとかなるって。」と笑って答えた。

あの結婚式の日以来、弟は夫に会うと、「姉ちゃんの料理、どうですか?」と、さぐりを入れる。夫が「うん、美味しいよ。」と答えると、ちょっと安心するみたい。でも一度、「俺も作るしね〜。」って夫が答えた時は、ちょっと複雑な表情だったけど(笑)
私は、「ったく、職業病だよ。」とあきれつつ、ま、弟に心配されるのも悪くないな・・・、と思ったりもする。
ふふふ、今度、私の手料理をたべさせてやるか・・・。ま、そのうち・・・、ね(笑)
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by privatecafe | 2005-02-18 18:04 | OTHERS...