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ヨルノカオリガ・・・(11月6日)

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バリのデンパサール空港には、夜、着いた。予約したホテルの従業員はすぐに気がついて、近寄ってきた。迎えにきてくれたのは、ボビー・ブラウン似のおじさん。挨拶をしながら、握手する。その人なつっこい笑顔と暖かい手に、少しほっとした。

車に荷物を積んで、ホテルへ。途中、彼がいろいろとガイドしてくれる。「ここは、今日オープンした。」とか「このあたりには、沢山レストランがある。」とか。さまざまな国の、沢山の人が歩いていて、車の窓越しに見ても、活気が伝わってくる。
喧噪を抜け、だんだんと、路地に入って行く。ホテルの前の道は、かなり幅が狭く、ワゴン車と壁の間は、3cmくらいしかない。しかも、前方からは、絶え間なくバイクがやってくる。そこを、おじさんはスイスイと進む。「す、すっごく上手ですね、運転。」と夫が言うと、「もう10年もやってるから。ここを車で通れるのは、ウチのホテルの運転手だけだよ。」と、おじさん。その言葉通り、その後何度もタクシーに乗ったが、どのドライバーもその路地には入ることはできなかった。

チェックイン後、コテージへ案内してもらう。優しく、しっとりとした、夜気。ジャングルのような庭を進みながら、お香や花々の香りが入り交じった、南国独特の濃厚な空気を吸い込む。
部屋に入ってすぐ、服を着替え、外出。まずは物の値段を把握するため、スーパーへ行って歯ブラシなど、こまごましたものを購入。それから、街をブラブラ。排気ガスや、道の悪さ、2m歩くごとに「タクシー、ヤァ?(タクシー、乗らないか?)」と声をかけてくる、男たちには閉口したけど、立ち並ぶ店や、行き交う人々を見ていると、だんだん、ワクワクしてきた。街の雰囲気も気取りがなく、すぐになじめそう。
お腹はへってなかったので、ホテルに帰る為、タクシーに乗る。メーターは、ちゃんと動いていている、よかったよかった。
ホテルへの路地の入口で降りて(降ろされて?)、少し歩く。ホテルの周辺は、カフェが多く、どこも遅くまでやってるようだ。アメリカ人は少ないのか、英語は聞こえてこない。皆、よくしゃべり、よく飲んでる。

部屋に着いて、熱いシャワーを浴びると、すぐにベッドに倒れ込んだ。鳥が、けたたましく鳴いて、飛んでいく音がする。「あぁ、ここはバリなんだな。」って噛み締めながら、スーっと、眠りに落ちた。

by privatecafe | 2004-11-17 10:58 | TRAVEL